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憐憫
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あはれみ
ふりがな文庫
“
憐憫
(
あはれみ
)” の例文
思ふに今日地上を歩むいかに
頑
(
かたくな
)
なる人といふとも、このときわがみしものをみて
憐憫
(
あはれみ
)
に刺されざることはあらじ 五二—五四
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
額
(
ひたひ
)
は低くて、顎が大きく突出してゐた。口と鼻は尋常に
整
(
とゝの
)
つてゐた。うすいまつ毛の下に、
憐憫
(
あはれみ
)
のない目がまたゝき、皮膚は黒く濁つてゐた、
亞麻色
(
あまいろ
)
に近い頭髮。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
深き目つきに消ゆる日か、過ぎしその日か、
憐憫
(
あはれみ
)
か
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
母たる者の子に
嚴
(
いかめ
)
しとみゆる如く彼我にいかめしとみゆ、きびしき
憐憫
(
あはれみ
)
の
味
(
あぢ
)
は
苦味
(
にがみ
)
を帶ぶるものなればなり 七九—八一
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
彼女の顏は私の間近かにあつた。彼女の
面
(
おもて
)
に
憐憫
(
あはれみ
)
のあつたのを見た。そして、そのせき込んだ息づかひには同情が籠つてゐた。簡單な言葉の中にも、同じ
鎭痛油
(
ちんつうゆ
)
のやうなやさしい情が話してゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
この時こよなき
憐憫
(
あはれみ
)
の神と猛火の
懷
(
ふところ
)
にうたふ聲我にきこえてわが心をばまたかなたにもむかはしむ 一二一—一二三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
憐
漢検準1級
部首:⼼
16画
憫
漢検1級
部首:⼼
15画
“憐”で始まる語句
憐
憐愍
憐然
憐々
憐寸
憐恤
憐愍令