つゝ)” の例文
旧字:
これからは大いにつゝしむといふことだから(大庭が何かいはうとするのを制して)こゝでひとつ、万事一切を水に流してだね、お互ひに新しい気持で
五月晴れ (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
後ろにつゝましく控へたのは、二十二三の内儀、白粉も紅も拔きにして少し世帶崩しよたいくづれのした、——若くて派手ではありませんが、さすがの平次も暫らく見惚れたほどの美しい女でした。
出来るだけ鄭重ていちょうに、つゝましやかに、しとやかな作法を以て動いているのである。
平次の後ろには、お町が菊内に護られて、つゝましく坐りました。