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慈雨
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じう
ふりがな文庫
“
慈雨
(
じう
)” の例文
もし相手がお嬢さんでなかったならば、私はどんなに彼に都合のいい返事を、その
渇
(
かわ
)
き切った顔の上に
慈雨
(
じう
)
の如く
注
(
そそ
)
いでやったか分りません。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
博士が燻製にあこがれること、実に、
旱天
(
かんてん
)
が
慈雨
(
じう
)
を待つの想いであった。秘書は、びっくりして、
引込
(
ひっこ
)
んだ。
時限爆弾奇譚:――金博士シリーズ・8――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
彼の芸術を惜しむ人々に
旱天
(
かんてん
)
の
慈雨
(
じう
)
のような喜びを与えたが、それから四年を経た一八九〇年に、さらに
彫心鏤骨
(
ちょうしんるごつ
)
の苦心の余になる力作を発表して世を驚かした。
クロイツェル・ソナタ:02 解題
(新字新仮名)
/
米川正夫
(著)
“慈雨”の意味
《名詞》
あらゆる物を潤し、育てるような雨。
日照りが続けた後に降る恵みの雨。喜雨。
(出典:Wiktionary)
慈
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“慈”で始まる語句
慈
慈悲
慈姑
慈愛
慈母
慈善
慈悲深
慈善市
慈眼
慈円