慈氏みろく)” の例文
かゝる文壇の慈氏みろく、詞場のメシヤスは果していつか出現すべき。獨逸にレツシングといふものありき。彼は筆戰の間に名を成して、かばねを馬革につゝまむの志をむなしうせざりき。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)