愛度めでたき)” の例文
益御安泰可御座愛度めでたき御儀奉存候。降而くだつて私儀無異乍及国家之御為日夜尽力罷在まかりあり候。乍失敬御安慮可仰付候。
隱し置やが愛度めでたき御家督にすゑたてまつらん必ず/\氣遣ひ仕給したまふまじと請合ければすけ十郎然らばかねて申通り勿々なか/\手延になり難ければ今明日の中是非とも御救ひ申べしどの道にも一と先爰許こゝもとへ御連申さんと堅く約束なしすけ十郎はいそぎ立歸りて此段建部郷右衞門にも話しければ建部も深く悦びつゝ夫よりひそかに右の由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)