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悸々
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おど/\
ふりがな文庫
“
悸々
(
おど/\
)” の例文
「君の顔色には何だか生気がない、病的といふほどのことではなしに……。眼つきが何となく
悸々
(
おど/\
)
としてゐる、今日も!」
素書
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
「それは
濟
(
す
)
みませんでしたのね。
私
(
わたし
)
はまた
此樣
(
こん
)
な天氣で氣が
欝々
(
うつ/\
)
して
爲樣
(
しやう
)
が無かツたもんですから、それで。」と何か
氣怯
(
きおそれ
)
のする
躰
(
てい
)
で
悸々
(
おど/\
)
しながらいふ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「ふん、女は羨ましいものだ。」と彼が、ほき出すと彼女は、酷く
悸々
(
おど/\
)
とした。「一年か二年の本を出して御覧な、読むだけで好いから、それを読んで御覧よ。」
小川の流れ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
と青野は益々
悸々
(
おど/\
)
として、サムライらしくもなく私の顔色を窺ふのであつた。
ラガド大学参観記:(その一挿話)
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
久保は
悸々
(
おど/\
)
と訊き返した。
階段
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
悸
漢検1級
部首:⼼
11画
々
3画
“悸”で始まる語句
悸
悸然
悸乎
悸気
悸動
悸毛
悸病