息喘いきぎ)” の例文
しかし情けないことにはすぐ息喘いきぎれが出て来て、尖った肩でせいせいいうのだ。それに反して又八の肉体はなんといっても若かった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
急いで駈けつけて来たものとみえ、その言葉も息喘いきぎれにはずんでいた。柳生の城の木村助九郎なのである。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰でも、現實にぶつかつてゐる逆境に對しては、息喘いきぎれと、困憊を感じ、とてもやりきれないと思ふ。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)