“恒雪線”の読み方と例文
読み方割合
スノウ・ライン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
精悍せいかん、不屈の闘志は面がまえにも溢れている。三十代に、加奈陀キャナディアンロッキーの未踏氷河 Athabaskaアタバスカ をきわめて以来、十年、彼は恒雪線スノウ・ラインとたたかっている。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あるいは恒雪線スノウ・ラインにそい、あるいはすこし下って、一万フィートあたりの石南花しゃくなげ帯をゆく。巨峰、鋸歯状の尾根が層雲をぬき、峡谷は濃霧にみち、電光がきらめく。そして、ひょう、石のような雨。
人外魔境:03 天母峰 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)