怯民きょうみん)” の例文
なお、元寇げんこうの国難のような場合では、なおさら、時の先達せんだつは、民の多くのものの憤怒を身に具足し、民の中に懦民だみん怯民きょうみんを、羅刹らせつの鞭をもて打つことでもなしあたわないわけはない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)