念者ねんじゃ)” の例文
古ギリシア外色盛行の世には、裸体少年が相撲場の砂上に残した後部の蹟を注意して必ず滅さしめ、わが邦にも「若衆の尻月を見て離れ得ぬ、念者ねんじゃ桂男かつらおとこなるらん」など名吟多し(『後撰夷曲集』)。
少年の箭数やかず問い寄る念者ねんじゃぶり
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)