“快舟”の読み方と例文
読み方割合
はやぶね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばっと、その快舟はやぶねにいた三人の男たちのうちから、ひとりがこっちの舟へ跳び移って来た。そして上下に躍る足もとも早きざみに。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとこのとき、長江の上流から矢のごとく流れてきた一隻の快舟はやぶねがあり、ざ、ざ、ざ、とげんにしぶきを見せながら近づいて来るやいな
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甘寧、呂蒙の兵が、弓をならべて、矢を江上へ射ったが、一舟は悠々帆を張って、順風を負いながら、対岸から出迎えにきた数十艘の快舟はやぶねのうちへ伍して去った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)