“忠也”の読み方と例文
読み方割合
ただなり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳生やぎゅうと相並んで、徳川将軍の師範をつとめたほどの名人で、その子小野治郎左衛門忠常が小野派一刀流、伊藤典膳忠也ただなりが忠也派一刀流を打出し
弟子の中の伊藤孫兵衛はおいにあたる者ゆえ、一子忠也ただなりの後見をたのむ。幕府へは、その由を願い出で、自分のことは、出家遁世しゅっけとんせいと届けておいてもらいたい。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)