“忍駕籠”の読み方と例文
読み方割合
しのびかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松山へ来てから二月ふたつき余りのち、左近はその甲斐かいがあって、ある日城下に近い海岸を通りかかると、忍駕籠しのびかごにつき添うた二人の若党が、漁師たちを急がせて、舟を仕立てているのにった。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)