“忍寄”の読み方と例文
読み方割合
しのびよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そつと忍寄しのびよつてのぞくと、その中には、三人の、馬賊らしい、ひげモジャの男たちが、あぐらをかいて、すわつてゐました。
ラマ塔の秘密 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
けれども種彦が再び草稿の上に眼を注ごうとした時今度は何者かひそか忍寄しのびよるような跫音あしおとが聞えたので、いよいよ顔の色を失うと共に行燈の火を吹消すが早いか
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)