“忌縁”の読み方と例文
読み方割合
きえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし北条長時が何かの忌縁きえんに建てたものだという。いかにもびた禅室ですぐ裏の泉谷山には朝夕からすばかり啼いていた。それに時は十一月。枯木寒鴉図こぼくかんあずそのままな冬木立の中でもあった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)