心腸しんちょう)” の例文
そして、ふと珍しく一節切ひとよぎりの竹を手にとって、歌口をしめした。嫋々じょうじょうとすさびだされる音は、かれの乱れた心腸しんちょうをだんだんにととのえてきた。無我、無想、月の秋。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしふくむたびに、酒は心腸しんちょうに冷たく沁みる。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)