心尽こゝろづくし)” の例文
旧字:心盡
今もいう通り何分不如意ふにょいじゃに依って御当家へ願うたのも、然ういう柔弱な身体じゃから、商人あきんどに仕ようと思うた私の心尽こゝろづくしも水の泡となり、それのみならず誠に愧入はじいったのは此の八十両の金子かねじゃ
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)