微白うすじろ)” の例文
ぼんやりした微白うすじろい光がして、そのさきに広い庭が見えた。讓は喜んだ。玄関口でなくとも外へさえ出れば、帰られないことはないと思った。そこには庭へおりる二三段になった階段がついていた。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)