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御首級
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みしるし
ふりがな文庫
“
御首級
(
みしるし
)” の例文
眼を閉じ佇み思案したが、やがて藪の裾へかがみこむと、
御首級
(
みしるし
)
をそっと草の上に安置し、後も振り返らず走り去った。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ご
心情
(
しんじょう
)
はさもあること。しかしまだそのまえに、
臣
(
しん
)
としての役目がいくらものこされてある。
都田川
(
みやこだがわ
)
にかけられた
御首級
(
みしるし
)
をうばって、
浄地
(
じょうち
)
へおかくし申すこと。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこへつけ込み私はじめ、姥殿にも範覚殿にも、手を分けて裏面から、
誘惑
(
いざない
)
の腕ふるいましたら、宮様の
御首級
(
みしるし
)
掻こうとする者、幾人か出るでござりましょう
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
禄を捨てた浪人共と戦って、上杉家の
社稷
(
しゃしょく
)
を
覆
(
くつが
)
えしても、殿には、かまわぬとお考え遊ばしますか。……しかも、すでに亡きお
実父上
(
ちちうえ
)
の
御首級
(
みしるし
)
が、
蘇生
(
そせい
)
でもすると思召されるのか
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「宮様
御首級
(
みしるし
)
さえあげましたら、車の庄と六千貫とは、あなた様のものでござりまする。これまでのご知行と合わせましたら、たいへんもない高になりまする」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「右大臣家と見奉る。いまはのがれ難きところ。いさぎよく
御首級
(
みしるし
)
をさずけ給え」
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『うぬっ。寝込みへ来たな。
御首級
(
みしるし
)
はやれぬ、この一学のあるうちは』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(討った! 吉良どのの
御首級
(
みしるし
)
はもういただいた)
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「それッ、
獄門
(
ごくもん
)
の
御首級
(
みしるし
)
をうばえ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
首
常用漢字
小2
部首:⾸
9画
級
常用漢字
小3
部首:⽷
9画
“御首”で始まる語句
御首
御首尾
御首肯