御註文ごちゅうもん)” の例文
閣下の御註文ごちゅうもんのとおり鞄にして置くと目に立つという心配から、仕掛はこの角材の中にめて邸から持ち出されたんじゃあないでしょうか。いや、それに違いないです。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……そちこち御註文ごちゅうもんの時刻でございますから、何か、不手際ふてぎわなものでも見繕って差し上げます。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)