御注おつ)” の例文
御注おつぎなさい。そうして苦しがって、穴から出て来る所を一々殺すんです。何なら殺しましょうか
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
どうもなんですな。大分御いそがしい様ですな。先生た余つ程ちがつてますね。——蟻なら種油たねあぶら御注おつぎなさい。さうしてくるしがつて、穴からる所を一々いち/\殺すんです。何ならころしませうか
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)