トップ
>
御泊
>
おとまり
ふりがな文庫
“
御泊
(
おとまり
)” の例文
「さて明日からは、草深い田舎を御巡検で、宿らしい宿は今宵が当分の
御泊
(
おとまり
)
納
(
おさ
)
め。どうか御ゆるりと」
丹那山の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
黄昏
(
たそがれ
)
に、
御泊
(
おとまり
)
を待つ
宿引女
(
やどひきおんな
)
の、
廂
(
ひさし
)
はずれの
床几
(
しょうぎ
)
に掛けて、島田、
円髷
(
まるまげ
)
、
銀杏返
(
いちょうがえし
)
、
撫
(
なで
)
つけ髪の夕化粧、姿を
斜
(
ななめ
)
に腰を掛けて、
浅葱
(
あさぎ
)
に、白に、紅に、ちらちら
手絡
(
てがら
)
の色に通う、
団扇
(
うちわ
)
の絵を動かす
状
(
さま
)
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴方は
御泊
(
おとまり
)
ではございませんか。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
泊
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“御泊”で始まる語句
御泊宿
御泊掛