御所刑おしおき)” の例文
殺し金百兩奪ひ取りしとて御所刑おしおきに成しとの噂を聞權三助十の兩人は怪敷あやしく思ひ橋本町八右衞門たなにも駕籠屋かごや仲間なかまる故彦兵衞が樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「伜が下手人でないとわかれば、私はもう何んにも隱すところはありません。さア、繩を打つて引立てゝ下さい、私はどんな御所刑おしおきを受けても、決して、決して怨みはしません」
おとして川へ投入なげいれたるに相違これなく候御定法通ごぢやうほふどほ御所刑おしおき仰せ付られ下され度と申立てければ伊藤は聞て然らば傳吉の口書を以て爪印つめいん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御仕置に仰付られ候事明白めいはくの御沙汰とも存ぜず然ども市郎左衞門申立より彦兵衞御所刑おしおきあらば下より申上候儀は何事も御取上に相成候やうかゞひ奉つると申出しに彦三郎涙を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)