トップ
>
御帳
>
おんとばり
ふりがな文庫
“
御帳
(
おんとばり
)” の例文
わしは、
辺
(
あた
)
りへ近づく人間を見張るより、
御帳
(
おんとばり
)
の
裡
(
うち
)
のおはなしに全神経を
奪
(
と
)
られてしまった。わしの足は、がたがた
顫
(
ふる
)
え、
唇
(
くち
)
の色もなかったろうと思われる。
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
式場は院の
栢殿
(
かえどの
)
の西向きのお座敷で
御帳
(
おんとばり
)
、
几帳
(
きちょう
)
その他に用いられた物も日本の織物はいっさいお使いにならず唐の
后
(
きさき
)
の居室の飾りを
模
(
うつ
)
して、
派手
(
はで
)
で、りっぱで、輝くようにでき上がっていた。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“御帳”で始まる語句
御帳台
御帳臺