“おんとばり”の漢字の書き方と例文
語句割合
御帳100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしは、あたりへ近づく人間を見張るより、御帳おんとばりうちのおはなしに全神経をられてしまった。わしの足は、がたがたふるえ、くちの色もなかったろうと思われる。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
式場は院の栢殿かえどのの西向きのお座敷で御帳おんとばり几帳きちょうその他に用いられた物も日本の織物はいっさいお使いにならず唐のきさきの居室の飾りをうつして、派手はでで、りっぱで、輝くようにでき上がっていた。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)