御已おや)” の例文
「明日も御已おやめだ」と答えて、自分のへや這入はいった。そこには床がもう敷いてあった。代助は先刻栓を抜いた香水を取って、括枕くくりまくらの上に一滴垂らした。それでは何だか物足りなかった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)