御夢想ごむそう)” の例文
若い時分から疝気せんきなら何処どこいとか歯の痛いのには此処こゝいとか聞いてるから据えて遣ると、むこうから名を附けて観音様の御夢想ごむそうだなぞと云って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なに、もう泥棒稼業どろぼうかぎょうは、とうの昔に足を洗っておりますよ。あ、あれ……、あれをごらんなすってください、弘法大師御夢想ごむそうぐすりの鼻神湯びしんとうッていう鼻のくすり。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弘法大師こうぼうだいし御夢想ごむそうぐすり鼻神湯びしんとう。一ぷうしゅ、貧者施薬せやく当山とうざん別当べっとう
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)