“御先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おさき42.9%
みさき42.9%
おんさき14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで給仕に、今湯に這入りかけているからね、少し時間が取れるかも知れないから、田中さんに、どうか御先おさきへと云ってくれと頼んだ。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
よくクダ狐、オサキ狐などというものが存在する地域もあるが、オサキとは神の御先みさき、クダとは山からくだるという意味であろう。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
且当人御供被仰付難有奉存候本意も不相立、深奉恐入候間、右之段御憐察被下、可相成儀に御坐候得者、乗船御供御免被仰付、陸地に而御先おんさきに罷越、兼而被仰出候日限に、出立上京為致度奉存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)