“おさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御先60.0%
尾先20.0%
尾尖20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えい! 何というおおせだ。この忠直が御先おさきを所望してあったを、お許されもせいで、左様な無体むたいを仰せらるる。所詮は、忠直に死ね! というお祖父様の謎じゃ。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼女が狐を使うという噂は五、六年前にも一度伝えられたが、その噂もいつか止んだ。それがこの春頃から再び伝えられて、彼女は尾先おさき狐を使うとか、くだ狐を使うとかいう噂が立った。
半七捕物帳:58 菊人形の昔 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それから『想山著聞奇集』に、武州で捕えた白蛇の尾尖おさきに玉ありたりとて、図を出す。尾尖に大きな小豆あずき粒ほどの、全く舎利玉通りなる物、自ずから出来いた由見ゆ。