“御会”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょえ33.3%
ぎょかい33.3%
ごえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……雪はやむまいし、宮中の御会ぎょえも遅うなろうから、そなたは先にやすまれたがよい。ふとしたら、こよいは帰れぬかもしれぬ」
布衣ほいにすぎない義清だが、文学に心ある者として、かつは、主家すじの徳大寺実能のひきたてもあって、院の歌合わせにも、仁和寺にんなじの法親王の御会ぎょかいにも、義清はよく席に連なる栄に浴していた。
御会ごえしゃく、度々、痛み入り候、老生、あいにく先頃より風邪ぎみ、年老としよりの水ばなよりは、清純一枝の芍薬こそ、諸君子の旅情を慰め申すに足るべく、被存ぞんぜられ候まま、花に花持たせて
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)