たゞち)” の例文
新字:
我胸には慈愛に感ずる情みち/\たれば、彼人々の一たびひそめることあるときは、たゞちに我世の光を蔽はるゝ如く思ひなりぬ。
その始めて現はるゝや、萬客屏息へいそくしてこれを仰ぎたり。その態度、そのおごそかなること王者の如くにして、しかもかろらかに優しき態度には、人も我もたゞちに心を奪はれぬ。