“坂徑”の読み方と例文
読み方割合
さかみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼も私も原から小門へかけての坂徑さかみちの方に背を向けてゐた。私共はその草の茂つた徑に何の跫音も聞かなかつた。谷を走る水音がその頃、その場所での唯一つの眠たげな響だつた。