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影画
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かげえ
ふりがな文庫
“
影画
(
かげえ
)” の例文
電車をこっちから
透
(
す
)
かして見ると、乗客がまるで
障子
(
しょうじ
)
に映る
影画
(
かげえ
)
のように、はっきり
一人
(
ひとり
)
一人見分けられるんです。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この時もそれが遠くから、だんだんこちらへ近づいて来ると、出窓に面した廊下には、四十
格好
(
がっこう
)
の女中が一人、紅茶の道具を運びながら、
影画
(
かげえ
)
のように通りかかった。
母
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
次男に生れて
新家
(
しんや
)
を立てたが、若い
中
(
うち
)
に妻に死なれたので幼ない
児供
(
こども
)
を残して国を飛出した。性来
頗
(
すこぶ
)
る器用人で、
影画
(
かげえ
)
の紙人形を切るのを売物として、
鋏
(
はさみ
)
一挺
(
いっちょう
)
で日本中を廻国した変り者だった。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
まだ十五丁かと、振り向いているうちに、馬子の姿は
影画
(
かげえ
)
のように雨につつまれて、またふうと消えた。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
影
常用漢字
中学
部首:⼺
15画
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
“影画”で始まる語句
影画合