強面こわおもて)” の例文
まんまとそれを種に暇を貰わせて、今の住居へおびき寄せると、殺しても主人の所へは帰さないと、強面こわおもてに云い渡してしまったそうです。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
お艶の夢八、もちろんこの家にいるには決まっているが、八丁堀まがいの、あんまり相のよくない侍がのりこんできて強面こわおもての談判なので、おやじはこうしらをきりとおしているのだ。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)