“張旺”の読み方と例文
読み方割合
ちょうおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へい、先日、張順さんにもお願いしてあるんです。そうそう言い遅れたが、張順さん、ついさっき、截江鬼せっこうき張旺ちょうおうのやつが、ここをあたふた通って行ったぜ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張旺ちょうおうっ。ちょうど、この辺だったな。いつかの晩、てめえが俺に、うまい雑炊ぞうすいを食わせてくれたのは!」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが婆さん、この截江鬼せっこうき張旺ちょうおうだって、いつもそうそう、素寒貧すかんぴんじゃねえんだぜ。巧奴にも言っといてくれ。これだけあったら当分は通いづめでもつかいきれめえッて
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)