“弱兎”の読み方と例文
読み方割合
じやくと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇内うだい睥睨へいげいし、日月を叱咜しつたせし、古来の英雄何すれぞ墳墓の前に弱兎じやくとの如くなる。誰か不朽といふ字を字書の中に置きて、しかして世の俗眼者流をしてほしいまゝに流用せしめたる。
富嶽の詩神を思ふ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)