引纏ひきまと)” の例文
白雲は、それを引纏ひきまとうて身がまえをするのは、多分、これから茂太郎と兵部の娘の行方を探すべく、出で立つの用意と見えます。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もし紐を着けざるには、ずり落ざるため強ききれその引纏ひきまとふ部分に継ぐ。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)