“引綱”の読み方と例文
読み方割合
ひきづな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、起重機の鎖から危くぶらさがっている物騒ぶっそうな梁に、うま引綱ひきづなをしばりつけなければならないのだ。
秋空晴れて (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
どうした間違いか、もう一本の吊鎖つりぐさりが外れたのだ。その拍子ひょうしに、人夫たちのたぐり寄せていた引綱ひきづなも、彼等の手からぐいっと持ってゆかれて、すべり落ちてしまったのだ。
秋空晴れて (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)