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引張凧
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ひっぱりだこ
ふりがな文庫
“
引張凧
(
ひっぱりだこ
)” の例文
やい、それと声を懸けるばかりで、車夫も、
馬丁
(
べっとう
)
も、
引張凧
(
ひっぱりだこ
)
になった
艶福家
(
えんぷくか
)
島野氏も、女だから手も着けられない。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
受信機は
引張凧
(
ひっぱりだこ
)
で、高声器の前にはいつも黒山のような人だかりがあった。新聞はいつも羽根が生えて飛ぶように売れた。新聞社の収入は一躍平時の三倍にあがった。
地球発狂事件
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
当り作が出てからは、黙っていても、雑誌社から頼みに来る、
書肆
(
しょし
)
から頼みに来る。私は
引張凧
(
ひっぱりだこ
)
だ……トサ感じたので、なに、二三軒からの申込が一
時
(
じ
)
一寸
(
ちょっと
)
累
(
かさ
)
なったのに過ぎなかった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
凧
漢検準1級
部首:⼏
5画
“引張”で始まる語句
引張
引張出
引張込
引張合
引張回