“廠”の読み方と例文
読み方割合
しょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「諸方の国境で誘拐した、工人どもを警護して、兵器しょうへ送る連中の松火の火だと睨んだがな」
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
あたかも偉大なるヨーロッパの造兵しょうの精巧なる手によって設計された最新式の魚形水雷のようなものであって、その統一が完成されたあかつきには、それが弱い人間の手によって
このあたり人け少なく、燈火ともしびまばらにして、一方に建てつらねたる造兵しょうの影黒く地に敷き、一方には街燈の立ちたるが、薄月夜ほどの光を地に落とし、やせたるいぬありて、地をかぎて行けり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)