廓街くるわまち)” の例文
宿場端れの泡盛屋あわもりやで呑めない地酒に時間を消し、すっかり暗くなってから、品川の廓街くるわまちへべつべつの素見客ひやかしのような顔をしてくわえ楊枝で流れ込んで行った。
廓街くるわまちから突き出てゐる泥海どろうみの中の島は
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)