幾隻いくせき)” の例文
村のとっつきの小さな波止場はとばでは、波止場のすぐ入り口で漁船がてんぷくして、くじらの背のような船底ふなぞこを見せているし、波止場にはいれなかったのか、道路の上にも幾隻いくせきかの船があげられていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)