幾茎いくくき)” の例文
旧字:幾莖
人は病むもののために裏の山にって、ここかしこから手の届く幾茎いくくきの草花を折って来た。裏の山は余のへやから廊下伝いにすぐのぼ便たよりのあるくらい近かった。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)