幾百いくひゃく)” の例文
そこはいかにもすがすがしい森で、よいかおりがただよっています。春になると、幾百いくひゃくともしれないナイチンゲールがおとずれてきます。この森のすぐ近くに海があります。永遠に姿を変えている海です。
灼熱しゃくねつした塵埃じんあいの空に幾百いくひゃく筋もあかただれ込んでいる煙突えんとつけむり
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)