“幽火”の読み方と例文
読み方割合
ゆうか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悽愴せいそうを極め、鬼気胆を刺した。さしもの敵兵も一角をくずした。まだ生きている瀬兵衛は、折れ槍をひッ提げて、幽火ゆうかちゅうを歩くように、ひょろ、ひょろと、血路を辿たどった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)