“布半”の読み方と例文
読み方割合
ぬのはん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その晩、急に気のゆるんだやうにおぼえて、みんなは布半ぬのはん旅館で馬肉を食ひ、坐り相撲を取り、将棋などを差した。百穂画伯は赤彦君の病顔びやうがんの写生図を作つた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
そして布半ぬのはんの温泉で冷えた体をあたゝめ、濡れた洋服や靴を乾燥室へあづけた。
霧ヶ峰から鷲ヶ峰へ (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
上諏訪かみすは布半ぬのはん旅館で、中村憲吉君、土屋文明君、上諏訪の諸君と落合つて、そこで一夜いちやを過ごした。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)