己身こしん)” の例文
なげいても仕方はないではないか? そのうえ時のたつ内には、寂しさも次第に消えて行った。おれは今では己身こしんうちに、本仏ほんぶつを見るより望みはない。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)