差置さしおい)” の例文
受け出し長庵方に差置さしおいて折々通ひたのしまば此上もなき安心成りと思ふも若氣わかげ無分別むふんべつまよふ心の置所おきどころつゆの命と氣も付かず不※ふと惡心あくしんや發しけんひそかにたなの有金の内を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ダカラほかの事を差置さしおいてこの一点について見れば、何だか一段さがった下等人種のように見える。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)