差別しゃべつ)” の例文
ただその相殊あいことなる所は、古今ときことにして、生の相及ばざるのみである。いや。そうではない。今一つ大きい差別しゃべつがある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
人我にんが差別しゃべつも分り憎くなると孫共まごどもに毎度笑われまするが御聞おききづらくも癖ならば癖ぞと御免おゆるしなされ。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)