巨漢きょかん)” の例文
その上にきれをかぶせてあるものだが——巨漢きょかんモレロが、山賊の親方のように肩とひじとをはり、前に酒びんを林のようにならべて、足のある大きなさかずきで、がぶりがぶりとやっていた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「全く困ったことになりましたよ」巨漢きょかんの理学士は顔を曇らせて云った。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)